逆さの形をした虹もある

情報提供: カレイドスコープ 様||No.30

 虹といえば、上向きの円弧状の形をして、赤が上、紫が下にスペクトル状に色が並ぶイメージがあるが、それとは上下が逆の形をした虹が出ることもある。

 環天頂アークと呼ばれる現象。低空に雲がない時、上空の大気中にある氷晶に入った光が屈折することで現れる。

 出現する場所は太陽高度によって変わる。太陽高度が約22度のとき、現れるのは太陽から約46度上の位置。また、太陽から見て天頂を越えた位置には現れないため、太陽高度が約32度以下でないと見られない。