天気図にも衣替えがある

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 天気予報には欠かせない天気図も、季節の変わり目に合わせて「衣替え」している。

 天気図は5月1日と11月1日の年2回、それぞれ冬用から夏用の天気図、夏用から冬用の天気図に変わる。夏用の天気図は日本列島が北側に寄っている。対して冬用の天気図は日本列島がほぼ中心に位置する。

 衣替えするのは、天気図上で台風を見せるためだ。日本に台風が多く接近する5月から10月のシーズンに合わせ、台風の動きを詳しく伝えるために、日本の南の海上が広く取られた天気図を使っている。