群馬県には「止まれ」の標識が27基も並ぶ道路がある

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 群馬県大泉町には、27基もの「止まれ」の標識が並ぶ道路がある。

 住宅街の約400メートルの直線道路に、北向きに13基、南向きに14基、計27基の「止まれ」の標識が並ぶ光景は、見る人に強い印象を与える。

 同区間はもともと通勤の車の抜け道になっており交通量が多く、また碁盤の目状で見通しが悪いため、交通事故が頻発していた。

 そのため近隣住民は1980年代、警察に「止まれ」の標識を設置するよう要望。警察は要望をきちんと受け入れ、区間内のすべての交差点に設置した。近隣住民の安全は確保されたが、代わりに通行する車にとっては非常に面倒なことになった。

 同区間は大泉町立南中学校の北側、大泉町日の出を南北に走る。東武鉄道小泉線、西小泉駅から南東方向、車で4分ほどの場所にある。