郵便マーク「〒」はもともと「丁」だった

|No.183

 「〒」の記号で表される郵便マークはもともと、甲乙丙丁の「丁」だった。

 「丁」は逓信(ていしん)の「テイ」に由来。かつて郵便事業を管轄していた逓信省が1887年2月8日に決定した。

 だが、世界共通で郵便料金不足を表す記号「T」と似ていて紛らわしいと、6日後の2月14日、現在の「〒」マークとなった。「〒」は逓信(ていしん)の頭文字「テ」に由来する。

 逓信省は同日、「丁と発表したが〒の誤りだ」と、変更ではなく訂正であると発表している。

 余談だが、記念日の「〒マークの日」は、現在の「〒」となった2月14日ではなく、「丁」マークが決定した2月8日が指定されている。