年を取るにつれ一年が早く過ぎるように感じる法則は、ジャネーの法則という。
19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネが提唱した。彼によると、人が感じる1年の長さは年齢に反比例するという。
例えば60歳の人にとっての1年は人生の60分の1だが、10歳の人にとっての1年は人生の10分の1で、60歳の人は10歳の人に比べて6倍早く感じられる。ゆえに、60歳の人が感じる1年は10歳の人が感じる2ヶ月分と同じである。
要因として感受性の差が挙げられる。感受性が豊かな子供の頃は毎日の経験が新鮮だが、大人になるにつれ新しい感動が少なく単調になり記憶されることが少なくなるためだ。