群馬県には、ホームから駅舎まで10分も階段を登る必要がある駅がある

情報提供: ほほほのほ 様||No.124

 群馬県みなかみ町にある土合駅(JR上越線)は、ホームから駅舎まで10分も階段を登らなくてはならない。

 土合駅の下りホームは、新清水トンネルの中にある。ホームからは462段の階段を上り、143mの連絡通路を通って、さらに24段の階段を上るとやっと改札に辿り着く。その深さから「モグラ駅」とも呼ばれる。

 駅の利用客は、谷川岳の登山者が中心。登山者の間では「これぐらいの階段で疲れるようでは、とても冬山登山なんかできない」と、駅を利用する時の語り草になっている。

 駅はもともと、現在は上りホームとして使われている地上のホームのみだった。新清水トンネルを作り路線を複線化した1967年、同時に下りホームを新清水トンネル側に移したことで、「モグラ駅」は誕生した。