2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊は、試験で、答案を白紙で出せば正解という問題を出したことがある。
大学院生のとき、神奈川県の中高一貫校、栄光学園中学校で物理の臨時講師をしていたときのエピソード。
出題した問題は、「この世に摩擦がなければどうなるか答えよ」というもの。摩擦がなければ鉛筆で文字を書くことはできない。よって答案を白紙で出せば正解となる。
正解者は3人しかいなかったという。