井伊直弼は、暗殺後も生きていることになっていた

情報提供: syun 様||No.33

 桜田門外の変で暗殺された井伊直弼。当時は暗殺された後も生きているように見せかけられた。

 老中の安藤信正をはじめとした幕府首脳は、井伊直弼が殺されたことが伝わると、譜代筆頭の井伊家が御家断絶となってしまうことや、それに伴い水戸藩へ厳罰を加える必要があり水戸藩士が反発するのを恐れた。これを防ぐため、暗殺後もまだ生きていることとされた。

 井伊直弼の墓碑に命日が3月28日と刻まれているのはそのためである。

 井伊家はその後、井伊直弼の子、愛麿(井伊直憲)が跡取りとなった。