自然死で亡くなる日本人は6%に満たない

|No.317

 人間誰しも病気や事故には遭いたくないものである。だが、自然死で亡くなる日本人は6%に満たない。

 厚生労働省の統計によると、最新の統計(2014年)では1年間に亡くなった日本人約127万人のうち、最も多い死因は、悪性新生物(いわゆる「癌」)で28.9%。次いで、心疾患が15.5%、肺炎が9.4%と続いた。9割以上は病気や事故で亡くなり、老衰(いわゆる「自然死」)により死を迎えた日本人は全体のわずか5.9%だった。

 また、年代別に見ると、10代から30代の1位はいずれも自殺、40代から80代の1位はいずれも悪性新生物、90代の1位は心疾患だった。老衰は80代の6位、90代の2位、100歳以上の1位だった。