雑学ぼっくす

2016.09.28|No.297

ドイツでは高気圧と低気圧の命名権が買える

 ドイツでは、高気圧や低気圧の命名権を販売する制度があり、買えば名前を付けられる。

 ベルリン自由大学の気象研究所が2002年に始めた。ドイツでは1950年代から気圧に名前を付ける習慣があったが、国からの補助金が削減され研究費用が少なくなったのがきっかけで一般販売を開始。命名権の収益は気象観測の費用に充てられている。

 購入者には、購入証明書と発生した時の天気図が贈呈されるほか、天気予報などで、命名した気圧の名前が天気図に刻まれ連呼してもらえる可能性もある。

 毎年10月に翌年分の希望者を一括で募集。1年ごとに男女の名前が交互に付けられ、奇数年は高気圧が女性名、低気圧が男性名で、偶数年はその反対となる。値段は、高気圧が299ユーロ、低気圧が199ユーロ。高気圧の方が値段が高いのは、天気図上に長く留まるためだ。

 2005年分の募集では日本人初の購入者も現れた。大阪府枚方市出身で徳島県徳島市に住む気象予報士の橋本隆さん。低気圧の命名権を購入し、自身の名前から「TAKASHI」と名付けた。

 現地時間同年9月14日にイギリスの西で発生したTAKASHIはその後温帯低気圧に変わり、ヨーロッパに上陸。TAKASHIの影響で各地に大雨が降った。