雑学ぼっくす

2016.06.01|No.280

シェイクスピアの正体ははっきりしていない

 イギリスの劇作家、シェイクスピアの存在は世界中で知られ、『ロミオとジュリエット』『オセロ』『マクベス』『リア王』『ハムレット』など数々の名作が各地で上演されている。だが、当の本人の情報は資料が乏しく、学歴や私生活、はたまた、誕生日や命日までもがはっきりしていない。

 16世紀の人物なのだから資料が乏しいのは当然だろうという見方もある。だが、生前から有名だった人物で、情報がないのは不自然だという意見も根強い。字体の似ていない複数の種類の署名が見つかっていることから、複数人の合同ペンネームという見方もある。

 正体として同じ時代の知識人や劇作家の名が挙がっている。中でも、活躍した時期がほぼ同じで、作中に法律の知識や暗号のような文が出てくることから、哲学者で法律家や暗号の研究家でもあったフランシス・ベーコンが正体だとする説が最も有力とされる。

 『終わりよければ全てよし』という作品も有名なシェイクスピア。だが、この論争には未だ終止符が打たれていない。