ビッグマックの値段で国の経済力を測る方法がある

情報提供: カレイドスコープ 様||No.28

 マクドナルドの人気商品、ビッグマック。各国のビッグマックの値段を比較にし、国の経済力を測るという方法がある。

 その名も「ビッグマック指数」。ビッグマックは全世界でほぼ同じ品質のものが販売されており、総合的な購買力が単価の差として現れやすい。そこに着目し、1986年、イギリスの経済専門誌「エコノミスト」が提唱した。

 例えば、ビッグマックの値段が日本で330円、アメリカで3ドルの場合、1ドル=110円がビッグマック指数となる。この時、為替レートが1ドル=100円ならば、今後110円に向けて円安が進むと言える。

 ただし、あくまでも目安であり厳密な指標にはならない。たった1品目のみの比較であることや、ファストフード店が価格競争に晒されている地域かどうかなど、値段の決定には複合的な事情が絡むことも考慮する必要があるためだ。