日本には県よりも面積が広い市がある

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 日本には、県の面積よりも広い面積を持つ市がある。

 その市とは、岐阜県にある高山市。2005年2月1日、旧高山市が近隣の2町7村と合併し誕生した。

 国土地理院によると、高山市の面積は2177.61平方キロメートルで、47都道府県で面積が最も狭い香川県(1876.72平方キロメートル)よりも広い。さらに、2番目に狭い大阪府(1905.14平方キロメートル)をも超え、3番目に狭い東京都(2190.93平方キロメートル)に迫る広さだ。

 だが、高山市の約9割は山林のため、可住面積は限られている。人口密度は40.96で、全国1741市町村中1404位と低い。

 ちなみに、市町村で2番目に広いのは静岡県浜松市(1558.06平方キロメートル)、3番目は栃木県日光市(1449.83平方キロメートル)と、香川県の面積に迫る広さを持つ。だが、県の面積を超える市町村は高山市だけである。