橋にも入口と出口がある

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 河川や鉄道路線に架かる橋にも、入口と出口が存在する。

 入口と出口はそれぞれ、道路法による道路の起点と終点に対応している。道路の起点に近い方が入口、終点に近い方が出口となる。国道1号線なら、起点の東京・日本橋側が入口、大阪・梅田新道交差点側が出口。

 また、橋の端に取り付けられた「橋名板」を見ることでもわかる。橋の外から見て、左に橋の名前が漢字で、右に河川や鉄道路線の名前が書かれた橋名板がある側が入口。左に橋の名前がひらがなで、右に完成した年月が書かれた橋名板がある側が出口となる。

 なお、国道1号線の起点となっている日本橋の入口と出口は決まっていない。橋の中央に埋め込まれている道路元標を起点としているからだ。どちら側から見ても、左にひらがなで「にほんはし」、右に漢字で「日本橋」と、徳川慶喜が揮毫した橋名板が取り付けられている。