コーラの中にメントスを入れると、コーラがあふれる

情報提供: カタチン 様||No.21

 ペットボトルに入ったコーラの中に数粒のメントスを一度に投入すると、急激に泡が吹き上がる。

 この現象は「メントスガイザー」と呼ばれる。ガイザー(geyser)は英語で「間欠泉」を意味する。オランダにあるメントスの発売元、ペルフェティ・ファン・メレ社が2006年に名付けた。

 コーラには、水分子が互いに引き付け合って連結し、二酸化炭素の泡一つひとつを囲む「網」が形成されている。二酸化炭素が新たに泡を形成するには、網目から水分子を離す必要が出てくる。その際、表面張力を破るための余分なエネルギー量が必要となる。

 コーラにメントスが落とされると、メントスに含まれるゼラチンとアラビアゴムが溶け出して界面活性剤の役目をなす。コーラは表面張力が低下し、網目が乱れて必要なエネルギー量が減る。メントスの表面に開いている複数の小さな穴もまた、二酸化炭素の泡を作るのに適している。これらの要因が重なり、圧力が突然増加して吹き出すために起こるとされる。

 メントスカイザーはダイエットコーラで試すと特に激しく反応しやすく、泡は一気に数メートルの高さまで吹き上がる。

 また、コーラに塩やラムネを入れた場合でも同様の現象が起こる。