「社会の窓」という言葉はNHKの番組から生まれた

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 ズボンのファスナーのことを「社会の窓」と表現することがあるが、これはNHKの番組名に由来する。

 番組の名は、「インフォメーションアワー・社会の窓」。NHKラジオで1948年から1960年に放送された。タブーとされていたテーマに切り込み、あらゆるテーマを掘り下げる社会派番組として話題となった。

 同番組の趣旨は、本当は隠されるべき部分だが、それを覗くと大事なものが見えてくるというもの。それがいつしかズボンのファスナーのことに例えられ、ズボンのファスナーを意味する言葉「社会の窓」が生まれた。