DJはNHKの番組から生まれた

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 ディスクジョッキー(DJ)はもともと、NHKのラジオ番組から広まったスタイルである。

 NHKラジオで1935年6月、アナウンサーが喋りながらレコードをかける番組が始まった。番組のスタイルは放送作家の並河亮さんが考案し、自身で行ったもの。

 番組を聞いたアメリカのニューズウィーク紙は、「鮮やかな手つきでレコードを次々とかける姿は競馬の騎手のようだ」と記事で掲載。そのスタイルを「ディスクジョッキー」と名付けた。

 ディスクジョッキーはアメリカで真似され、戦後、逆輸入の形で日本に入ってきた。